ある日はハチミツ、ある日は玉ねぎ

オランダ人女性とシンガポールで国際結婚した会社員が妻にこっそり日本語で綴るブログ

サーキットブレーカー中に国内引越し断行

シンガポールは4/21にサーキットブレーカーの延長を発表。6/1まで現行の措置が継続され、営業可能であった業務も更に絞り込まれることとなりました。

 

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そんな中、我が家はタイミングの悪いことに、その間に国内での引越しが計画済。結論から言うと何とか引越しは無事終了しましたが、心臓に悪い思いをしますので、時間が有る限りCB後をお勧めします。以下、時系列と顛末。

 

 

2020年2月上旬

当時のアパートの契約期間が4月末で切れる為、引越しを検討。シンガポールのコンドは原則2年契約タームなので、これを逃すともう2年同じ住居。妻もオフィス勤務する必要ないし、今の家はちと狭いし煩いので、郊外に転居することを決意。この頃、グランドハイアット等で感染者の発生等はあったが、シンガポールはいち早く感染発生国からの立ち入りを禁止、また検温の実施などにより国内の感染者数も低めに抑えられていたので、誰もシンガポールで爆発的に感染が広がり、行動が制限される等思ってもいなかったです。

 

2020年2月下旬

正式に旧住居の4月末での契約終了を締結。3月下旬くらいから家を探すかーと楽観ムード。 

 

2020年3月上旬

国内での感染者が徐々に増え始め、物々しい雰囲気に。仕事も出来る限り直接のコンタクトは避けるよう上司から要請あり。トライアルで1週間の在宅勤務を実施。それでもその後は平常通りオフィス勤務に戻り、バーもレストランも至って通常通りの営業。海外旅行不可となった為、休みの日はセントーサ島に遊びに行くかー。なんて事がまだ言えた時。
不動産サイト等で目ぼしい物件をいくつかピックアップし、エージェントに提出。日本の異動時期に入国禁止措置を取ったので、きっと空き家が多くて買い手市場かなとか楽観的に考えてる自分がいました。

 

2020年3月中旬

全国外への渡航の禁止、外国人入国の禁止が施行され、シンガポールもいよいろロックダウンか?という雰囲気が若干漂い始める。
物件の内覧を開始。エージェントから内覧の際にマスク持っていった方がいいよと勧められる。依然政府は健康な人間はマスク不要とアドバイスしていたので、国内でも付けている人は半数に満たないくらい。高齢者や小さい子供のいる家等に配慮して一応持っていたマスクを付けて内覧。不動産屋にロックダウンになっても引越しできるか?なんて聞いた気がする。

 

2020年3月下旬

会社から全社員の在宅勤務化の通達。その数日後サーキットブレーカーの発令がリー首相よりアナウンス有り。
いよいよ引越しできないんじゃないか。という不安が頭を過ぎる。エージェントに連絡すると、不動産業はEssential Workとして政府に営業許可を貰う予定だとのとこ。同時に万が一の事を考えて、旧住居の契約延長可否も確認。

 

2020年4月上旬

不動産屋がEssential workとして政府から営業許可が下りた為、内覧を継続。4月の1周目に希望のコンドが見つかり、仮契約。
既にサーキットブレーカーに突入しており、無事4月末に引越しを終えられるのか、という不安が漂う。目下やらなければならなかった事は下記の通り。早速下記に対応の可否と見積もり依頼を実施。

 

・引越し業者の手配
・旧アパートメントのクリーニング手配
・カーテンクリーニングの手配
・インターネットの解約/契約

 

2020年4月中旬 

引越し業者に連絡すると、Essential Workとして活動が認められている為対応可能とのこと。ただし見積もりはオンラインのみということで、テレビ電話で旧住居を案内し、見積もりを取得。Deposit支払い、旧住居/新住居の管理者への引越し手配申請、冷蔵ボックス、ハンガーボックス、段ボール大小20個で計$400。うちは大型家具が備え付けでほとんど持っていくものがなかった為これくらいの値段。

アパートメントのクリーニング業者探しは難航。会社によっては営業許可が取れていないものもあるようで、いくつか当たって漸く営業中の業者を発見、即予約。2 Bedroomで$250くらい。

インターネットはプロバイダーに住所変更を申請。新居入居当日に回線の工事を行ってくれるとのこと。変更費用で約$100。

カーテンクリーニングはどこも営業していた。Pick Up/Dropのデリバリーだからかな?カーテン1セットで$120。

ということで意外にも全ての手配を完了し、あとは箱詰めして引越しを迎えるまで。という楽観的ムードであった4月中旬。しかし事態はここから一転。

 

2020年4月下旬 

いよいよ引越しまであと数日という時、冒頭の通りシンガポール政府がサーキットブレーカーの延長と営業活動許可の厳粛化を発表。この結果、クリーニング業者は予約を全てキャンセル。旧住居/新住居共にクリーニングができない事態に陥った。
旧居については、オーナーにクリーニング金額($250)を支払いし、クリーニング無で退去することで合意。新居についてはサーキットブレーカー後のケミカルクリーニング実施+入居前に簡単に掃除してもらうことで合意。

インターネットもトラブル発生。シンガポールの高速回線オペであるNetlink社の社員がCovid-19に感染し、又政府が関連業務に携わるビザ保有者の2週間在宅を言い渡した為、ネット回線を開ける作業ができなくなったとのこと。結果、ネットの開通は当分先に延期。会社の携帯のテザリングで何とかWFHを凌ぐ事態に。

www.straitstimes.com

 

・引越し業者の手配→完了
・旧アパートメントのクリーニング手配→手配不可
・カーテンクリーニングの手配→完了
・インターネットの解約/契約→手配不可

 

まあここまで来たらもうどうしようもない。とりあえず家さえあれば良いので引越しを断行。

 

そして引越し

当日、 (当たり前だが)マスクを付けた作業員3名が時間ぴったりに到着。あれよあれよと言う間にボックスを運びトラックへ積載→輸送→荷下ろし。積み出しから積み下ろしまで、約2時間という超スピードで仕事を終え帰っていった。

 前途多難に思われたが、なんとか家を契約し、荷物を移すという最低限の引越しは完了。その後プロバイダーから連絡があり、ネット開通作業は5月初旬にできるとのこと。それまでは携帯のテザリングでちまちま仕事状態。
ちなみにエージェントによると、一部のハウスクリーニング業社はまだ営業しているそうだが、予約殺到で5月2周目まで空きがないとか。

エージェントに頼んでおいた家具のリプレイスも、サーキットブレーカー後の対応になるそうだ。早くコロナ終わってくれー。