ある日はハチミツ、ある日は玉ねぎ

オランダ人女性とシンガポールで国際結婚した会社員が妻にこっそり日本語で綴るブログ

シンガポールで筋腫摘出手術

前回の続きです。

 

aint-no-mountain.hatenablog.com

 

10月に IVFを行い、本格的に子宮筋腫摘出の手術に向けて動きました。
まずは主治医を選ぶために、FacebookのコミュニティやDr.Ngからアドバイスをもらいました。幸運なことにSingaporeは優秀な婦人科医がたくさんおり、コンパクトな国も相まって何人かの医者に面談を申し込むことに成功。
面談時の感触やアドバイスから、 Gleneagles HospitalのDr. Anthonyに決めました。

Dr Siow Yew Ming Anthony - Obstetrician & Gynecologist | Gleneagles Hospital

 

 

主治医を選ぶにあたっては、
1.医者の視点、患者の視点双方から考えて的確なアドバイスをくれる人間か
2.リスク・利点についてしっかり説明してくれるか
3.お金(有名な人ほど執刀料高い)
の3つを重視。妻はオランダ でヤブ医者にあたってひどい目にあったということなので、特に1についてはかなり重要視していました。

どのお医者さんも素晴らしい経歴で、流石先進国シンガポールと感動。手術の成功についてはまず間違いないと思う中で、手術前の不安をどれだけ取り除いてくれるか、患者へ安心感を与えることができるか、そのような能力/人間性というのは本当に人それぞれ。医療費が高く完全なるビジネスであるお国柄故、優秀な上に人間性もある医者というのは本当に人気が高く、そして執刀料もコンサル料も高いです....。

 

その後何度かの面談を行い、12月初旬に手術を行いました。
3時間ほどの手術で無事成功。妻の体力が結構消耗したようで、5日ほど入院をして帰宅。
2週間ほど家でゆっくりして、クリスマスを迎えました。

 

ということで長かったIVF/筋腫摘出もようやく峠を越えました。
思い返してみると、健康面、将来の子供計画、費用面と様々な側面から検討して、一歩ずつ前へ前へ進んでいった道のりであった気がします。
途中何度も方向を変えようとしたり(実際変えたり)、納得いく選択肢が無かったりと厳しい事もありましたが、完全なBESTを目指すのではなく、その場その場での最善の選択(BETTER)を選んでいくことで道が切り開けて行ったような気がします。


そして何より、前述したようにシンガポールのコンパクトな国柄には助けられました。優秀な医者も、病院の設備も身近に揃っており、どこに行くにも電車・タクシーで30分以内でたどり着くのは、セカンドオピニオンの取得や見舞いに好都合です。
もちろん費用は日本に比べてバカ高いのですが(高度医療保険入っててよかった)、それさえ目をつぶれば十分な安心を得ることができる、と感じました。